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AI & Copilotブログシリーズへようこそ。ハイパフォーマンスなワークプレイスにおけるAIの革新的な能力を理解し、インテリジェントなデータ分析力をビジネスの成功のためにどのように活用できるかをご説明いたします。データ&AIとデジタルワークプレイスのエキスパートが、以下のさまざまな記事をご用意しました:
前回のブログ記事で、Microsoft 365 Copilotのライセンス条件についてお話しましたが、Copilotの利用を開始した時に、企業が技術的にCopilotに対応できるようにするにはどうすればよいでしょうか。簡単に言えば、データが全てです。このブログでは、Microsoft 365 Copilot が企業のデータとどのように連携するのか、また、導入準備のための次なるステップについてご説明します。
個々の技術的な要件を説明する前に、Copilotを構成する中核となる機能を理解することが重要です:
簡単に説明すると、Large Language Model (LLM)は、Microsoft Graphを通じて収集した情報を処理するAIエンジンで、Copilot用のセマンティック インデックスを使ってインデックスを作成します。Microsoft Graphはすべての企業内情報へのアクセス手段であり、LLMは電子メール、ファイル、カレンダーなどへアクセスをすることができます。Microsoft 365 Appsは、ユーザーがCopilotとやり取りするフロントエンドのインターフェースです。
データの流れ:すべてのリクエストはHTTPSで暗号化されます:
技術的な要件の中で最もシンプルなのは、Microsoft 365 アプリでしょう。Microsoft 365 Copilotを活用するには、組織はApps for EnterpriseのCurrentまたはMonthly Enterpriseチャネルバージョンを実行している必要があります。CopilotはOfficeの他のバージョンではサポートされないため、Copilotを有効にする場合は、古いMSIまたは2019のデプロイメントからユーザーをアップグレードする必要があります。ここでのもう1つの重要なポイントは、ユーザーがアプリケーションの最新リリースに登場している「新しい」Outlookに移行する必要があるということです。
もう1つの「quick win(即効性のある成果)」は、Copilotを使用するすべてのIDがMicrosoft Entra ID (旧Azure Active Directory)にあり、少なくともEntra P1ライセンスが割り当てられていることを確認することです。Microsoft 365のサービスを利用している場合、ほとんどの企業はすでにこの前提条件を満たしているはずです。
さて、本題のデータです。前述でも強調したように、CopilotはMicrosoft Graphを通じてデータにアクセスします。つまり、そこで見つからなければ、LLMでは発見できないことになります。
では、Graphからデータにアクセスできるようにするにはどうすればよいでしょうか。端的に言うと、テナント内でデータにアクセスできるようにすることです。つまり、まだ始めていないのであれば、今こそレガシーな共有ファイルをSharePointに移行し、古いリダイレクトされたユーザープロファイルをOneDriveに移行することを検討する時です。
データへのアクセシビリティのトピックについて言うと、Microsoft 365 Copilot のユーザーコンテキストを理解することが重要です。ユーザーがCopilotに問い合わせると、エンドユーザーがアクセス可能なすべてのデータが検索されます。これは、ユーザーがアクセスできるすべてのSharePointサイトがクエリで検索されることを意味します。特に、パンデミック時にデータをSharePointに迅速に移行した企業にとっては、これは考慮すべき重要な技術的側面です。SharePointサイトが正しくロックされていなかったり、時間が経つにつれてアクセス権が曖昧になったり、ユーザーが職務に関係のないデータをTeamsに追加した例を、私たちは数多く見てきました。
Microsoft社は最近、「Just Enough Access(必要最低限のアクセス)」の重要性を唱えています。これは、従業員が業務に必要なデータだけにアクセスできるようにすることを意味しています。この要件は、Copilotの発売によって、従業員がCopilotのフロントエンドを通じて、膨大な量の社内データに数秒でアクセスできるようになったことで、さらに強化されました。ここで紹介するツールキットは、Microsoft Purviewポータルです。データを正しくラベル付けし、サイトへのアクセスレビューを実施し、学習可能な識別機能のような高度なツールを使用することで、企業は従業員からの不要なアクセスや、Copilotレスポンスに照合されるべきでないデータが不用意に使用されることを防ぐことができます。
他にも考慮すべき技術的な側面はたくさんあり、上記のポイントを探るにははるかに奥が深いですが、このブログで挙げるのは主に3つのポイントです:
これらは技術的な最初のステップであり、より広い意味で企業のAI戦略、エンドユーザーへの導入とチェンジマネジメント、プラットフォームへのデータとアクセスの安全性の確保など、他にも考慮すべき点があることを覚えておくことが重要です。SoftwareOneは、エンドツーエンドのアドバイザリからマネージドサービスまで提供し、これらの分野でお客様をサポートいたします。
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