Microsoft 365 Copilotの7つの新機能

「Microsoft Ignite 2024」 イベントでは、デジタルワークプレイス向けのAI駆動ツールの最先端の進歩が発表されました。Microsoft 365 Copilot が中心となり、生産性、コラボレーション、コミュニケーションを強化するための発表となりました。これらのアップデートは、ワークフローを合理化し、チームを強化し、AI時代の働き方を再定義することを可能にするものです。本ブログでは、私たちのお気に入りの新機能トップ7と、それらがいつ利用可能になるかについて議論します。

Copilot Actions

Copilot Actions Copilot Actions は、日常的なタスク管理に変革をもたらします。これらのアクションは、ユーザーが設定して忘れることができる、シンプルな穴埋め式プロンプトを使用して日常の活動を自動化し、ワークフローを大幅に合理化します。現在プライベートプレビュー中のこの機能は、ユーザーの視点を転換し、従来のようにサポートが必要な度に会話を始めるのではなく、自分自身のプロアクティブなアシスタントを簡単に作成できるようにします。これらのアクションは、個人の生成AIに対する全く新しい見方への一歩となります。

Copilot Pages

Copilot Pages は、コード、インタラクティブなチャート、表、ダイアグラム、数学など、さまざまな種類のコンテンツをサポートするようになり、内容の充実した成果物を作成できるようになります。これらの成果物は、Webまたは作業データに基づいてBizChatで生成でき、Outlook やTeams などのMicrosoft 365 アプリケーション間で同期されたまま維持されます。マルチページのサポートにより、ユーザーは様々なチャットセッションのコンテンツを作成し、1つのページに統合することができ、モバイル編集は外出先でのコラボレーションを容易にします。これらの機能は2025年初頭に展開される予定で、Copilot Pages はダイナミックでインタラクティブなコンテンツ作成に不可欠なツールとなるでしょう。

Microsoft 365アプリケーションの新機能

Outlook

Microsoft Outlookに、生産性と時間管理の強化を目的としたCopilotの新機能が間もなく導入されます。自然言語を使用してフォーカスタイムや1対1の会議を予約できる「Focus Time Scheduling」や、会議の議題の下書きや重要ポイントの要約をサポートする「Agenda Drafting」などの機能が、2024年12月から2025年第1四半期にかけて利用可能になります。

Excel

Copilot in Excel は、いくつかの新機能によってデータ分析を一変させます。Windowsデスクトップアプリのユーザーは、 Copilot with Python にアクセスできるようになり、複雑なデータ操作が可能になりました。New Start Experience では、あらゆるレベルのユーザーがそれぞれのタスクに合わせた表を作成できるようになり、ファイルの相互参照では、Word、Excel、PowerPoint、PDFファイル間でデータにアクセスできるようになりました。

PowerPoint

PowerPoint ユーザーは、Copilot に導入された新機能を高く評価するでしょう。Narrative Builder は、ファイルに基づいた正確なストーリーを作成するためのサポートを提供し、Presentation Translator は40言語への翻訳を提供して、グローバルなアクセスを向上させます。ファイルを使用したトピックの追加、自動テキストの書き換え、スピーカーノートの生成などの機能が2025年1月までに順次展開され、誰もがプロフェッショナルで洗練されたプレゼンテーションを作成できるようになります。

Microsoft Teams

Microsoft Teams は、日常業務を効率化するために設計されたAIを搭載した機能で強化されています。Teams では、Copilot によるファイル要約がチャットで提供されるようになり、ドキュメントを開かずに内容を素早く理解できるようになりました。さらに、Copilot は画面上のコンテンツを分析し、出典確認のための引用を提供します。

OneNoteとClipchamp

OneNote では、Copilot Chat を活用して、ノートの要約や書き直し、タスクリストの作成、ノートブックのページの整理を効率的に行うことができます。クロスアプリ推論により、CopilotはOneNote のコンテンツを分析し、Microsoft 365アプリ全体で引用を行うことができます。Clipchamp はStream と統合され、Outlook とPowerPoint で直接シームレスな動画要約が可能になり、動画コンテンツの作成と消費が強化されます。

Microsoft Forms および SharePoint におけるMicrosoft 365 Copilot

Microsoft Forms に、新しい機能が追加されます。Target Response Collection は、適切な対象者とチャネルを提案して回答率を向上させ、Smart Reminders は回答状況を監視します。これらのアップデートは2025年1月に利用可能になります。また、SharePoint ユーザーは、リアルタイムの情報と洞察を提供するエージェントを利用できるようになり、コンテンツ管理と意思決定プロセスを強化します。

Copilot Analytics の強化

Copilot Control System は、データ保護、管理コントロール、Copilot とエージェントの使用状況に関する詳細なレポートなど、ITチーム向けの堅牢な機能を導入します。新しいAI管理者ロールにより、Copilot サービスの効率的な管理が、広範な権限なしで可能になります。新機能により、IT部門は自信を持ってCopilot とそのエージェントを実装し、ビジネスへの影響を評価できるようになります。

データ ガバナンスとコンプライアンス

Microsoft 365 Copilot には、SharePoint の高度な管理機能が追加され、コンテンツ ガバナンス、セキュリティ、コンプライアンスのためのツールが提供されます。新機能には、コンテンツガバナンスを強化するSharePoint Advanced Management が含まれ、データの過剰共有を防止し、サイトのライフサイクルを管理するのに役立ちます。 Restricted Access Control や Restricted Content Discovery などの機能により、アクセスを制御し、機密コンテンツが過度に公開されるのを防ぐことで、データの安全性を維持し、適切に管理することができます。また、Enterprise Application Insights は、アプリケーションの使用状況とセキュリティに関する貴重なデータを提供し、ガバナンスとコンプライアンスをさらに強化します。

Microsoft Places with Copilot

Microsoft Places は、対面会議の調整を簡素化し、オフィススペースの利用状況に関する洞察を提供することで、柔軟な職場環境を強化するために設計されたAI搭載ツールです。Copilot は、スケジューリングを合理化し、ワークプレイスを最適化するAI機能を統合することでMicrosoft Places を強化され、リアルタイムの推奨事項や洞察を提供することで、従業員同士がつながりやすくなり、効果的なコラボレーションが可能になります。