SoftwareOne導入事例

イノベーションを推進するルクセンブルクの法律事務所、AIでリーダーを目指す

Arendt outside

ルクセンブルクの法律、税務、ビジネスサービス会社であるArendt社は、SoftwareOneと提携し、Copilot for Microsoft 365のユースケースを検討、テストしました。SoftwareOne Copilotアドバイザリサービスが、ワークプレイスAIの取り組みをどのように推進し、イノベーションへの道を加速しているかをご覧ください。

ルクセンブルクを拠点とするグローバルなビジネス法務、税務、ビジネスサービス事務所であるArendt社は、業界の主導的地位の強化のため、イノベーションと技術進歩に注力しています。Microsoft社がMicrosoft 365ビジネスアプリケーションに組み込まれたワークプレイスAIソリューションであるCopilot for Microsoft 365をリリースしたとき、同法律事務所はそのビジネスの可能性を探る機会を認識しました。「Copilotが一般向けにリリースされたばかりで、まさに絶好のタイミングでした。」と、Arendt社の最高執行責任者(COO)であるJerome Bouthors氏は述べています。従業員の生産性と効率の向上がイノベーションを加速すると確信していたArendt社は、Copilotの可能性を追求したいと考え、長期的なパートナーにあったSoftwareOneに支援を求めました。SoftwareOneは、総合的なCopilotアドバイザリサービスの一環として、Copilot for Microsoft 365が取り組むことができる主要なユースケースを特定し、ビジネス上の課題に取り組みました。現在Arendt社は、生成AIの力を活用して法務チームやスタッフの文書作成を効率化するための概念実証(PoC)を開始しています。これらのPoCの結果に基づき、Arendt社はCopilotの使用を組織全体に展開し、新技術の最前線に立つ業界のリーダーとして模範を示してゆくことを目指しています。

  • 早期にCopilot for Microsoft 365を導入

    新技術の最前線に立つ業界リーダーとして模範を示す

  • 300ライセンス

    すべてのArendtユーザーがCopilot for Microsoft 365を導入できるよう、300ライセンス購入済

  • 2つのPoC

    生産性向上のためのCopilot for Microsoft 365ドキュメント生成機能をテストする

Arendt logo
お客様
Arendt
業界
金融, Legal
サービス
SoftwareOne Copilotアドバイザリサービス
Luxembourg
Jérôme Bouthors

世界の成長とイノベーションを支えるワークプレイスAIの可能性

ルクセンブルク屈指のビジネス法務、税務、ビジネスサービス事務所として、Arendt社は法律、規制、税務アドバイザリサービスの分野において最前線に立っています。銀行、保険会社、多国籍企業、公的機関など、グローバルなクライアントを抱える当事務所は、絶え間ない革新と技術的進歩を通じて、リーダーとしての地位を維持することに深く取り組んでいます。その成功にもかかわらず、Arendt社は、グローバルな成長、最新のITインフラストラクチャの必要性、最新の技術的ソリューションを提供するという絶え間ないプレッシャーの中で、増大する需要の管理という課題に直面しています。

課題:効率性の向上とリーダーシップの維持

同事務所の日常業務の大部分は、社内外で使用する膨大な文書の作成です。このプロセスは、時間がかかるだけでなく、クライアントの信頼を維持し、シームレスなサービス提供を確保するために非常に重要です。こうした課題を解決する技術的ソリューションの可能性を認識していたArendt社は、Copilot for Microsoft 365のリリースを機に、文書作成プロセスに革命をもたらす機会を見出しました。その目的は2つあり、定型業務を効率化することで従業員の生産性を向上させることと、最先端技術を導入することでリーダーとしての評判を高めることでした。

Arendt社は、イノベーションを追求する中で、長年のパートナーであるSoftwareOneに、Microsoft Copilot for Microsoft 365を業務に統合するためのガイダンスを求めました。この背景には、クライアント維持のためだけでなく、従業員の効率性とイノベーションの文化を醸成するためにも、良好なコミュニケーションとコラボレーションが重要であるという信念がありました。

Arendt社のCIOであるYannick Bruck氏は、「イノベーションはArendtのDNAの一部であり、すべてのパートナーがそれを体現しています」と述べています。Microsoft Copilot for Microsoft 365を導入したのは、単に新しい技術を取り入れたというだけでなく、イノベーションへの道を加速させるための戦略的な一歩でした。「つまり、Copilotを導入する決断を下すのは簡単だったのです。しかし、Copilotを採用したのは、単にCopilotが利用できるからではなく、当社のイノベーションを加速するためだったからです。」

Arendt office

Copilotによる、より効率的なサービス提供の可能性を理解する

2023年後半、Arendt社は、総合的なCopilotアドバイザリサービスの基礎となる包括的なEnvision ワークショップを通じて、SoftwareOneの専門家の指導の下、Copilot for Microsoft 365の可能性の探求を開始しました。このワークショップには、CEO、CIO、プロジェクトマネージャ、セキュリティコンサルタント、サービスパフォーマンスマネージャなど、同社の最も関連性の高い利害関係者が集まりました。

SoftwareOneはCopilotの機能を紹介し、Copilotによってチームのスキルが向上し、創造性がかき立てられ、生産性が向上することを説明しました。CopilotとWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、使い慣れたMicrosoftのビジネスアプリケーションとの統合を実演し、コンテンツ作成、データ分析、文書翻訳などを効率化できる可能性を強調しました。

Arendt 社はこのワークショップを通じて、Copilot for Microsoft 365 がどのように業務を変革し、人材採用、案件文書の作成、法務調査などの作業を効率化できるかをイメージすることができました。また、SoftwareOneの専門家チームは、文書レビューや案件割り当てで法務チームを支援するチャットボットなど、革新的な使用方法も検討し、このテクノロジーを単なるツールではなく、効率化とイノベーションのきっかけとしました。

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SoftwareOne Copilot アドバイザリは、3つのフェーズに分けてご案内いたします:

  • Envision:お客様がCopilot for Microsoft 365を理解することで、組織で何ができるかを確認し、簡単なユースケースと準備プランを作成できるようにします。
  • Discover:Copilot for Microsoft 365ライセンス、技術、組織の準備状況の共同評価、ユースケースの特定、初期導入計画の作成を行います。
  • Solution: Discoverで特定された事前に定義されたユースケースに基づくパイロットにより、顧客の組織内でのCopilot for Microsoft 365の価値を測定し、より広範な導入計画を構築します。
今、私たちは当社の基盤と可能性を把握している状況です。そして、それをより広い範囲に展開するために、いくつかのPoCで可能性を探っているところです。

Yannick Bruck氏

Arendt社 最高情報責任者(CIO)

Envision ワークショップが終了するまでに、Arendt社はCopilotの導入状況を評価し、強化することを目的としたいくつかの重要なタスクの概要を説明しました。現在Discoverのフェーズにある同社は、Copilotの実用的な適用性と有効性を評価するために、2つの概念実証(PoC)プロジェクトを実施しています。

より広範なAI導入に向けた基盤づくり

Arendt 社は、これらの概念実証の結果を踏まえ、2024年までにCopilotの利用を他の事業分野にも拡大する意向です。「私たちの焦点は、それぞれのユースケースを徹底的に理解し、セキュリティやガバナンスなどに関連する潜在的な課題に確実に対処することです」とBruck氏は述べています。

SoftwareOneは、Copilot導入のための設計やアーキテクチャの指南など、このフェーズで重要な支援を提供しています。さらにArendt 社は、シームレスな採用プロセスを可能にするためのトレーニングと教育を優先しています。現在開発中の重要な取り組みは、効果的なAIプロンプトを作成するために必要なスキルを従業員に教育するためのトレーニングプログラムです。Arendt社はまた、機密データを保護するための措置も講じており、クラウドベースのプラットフォームを通じて機密データが安全に保たれ、誤って共有されることがないようにしています。

「これは長い旅の始まりです」Bruck氏は言います。 「SoftwareOneはかつて、主にソフトウェアライセンス サービスを提供してくれるパートナーでしたが、現在では、より大規模で長期的なデジタルトランスフォーメーションのための重要なガイダンスを提供してくれています。」

長い旅の始まりです。AIをモダン化のロードマップの柱のひとつに据えることを考えてみてください。

Yannick Bruck氏

Arendt社 最高情報責任者(CIO)

Arendt社は、生成AI技術の導入拡大に対するセーフガードを組み込んだAI戦略を策定しました。これは、3月に可決され、2024年半ばに法制化されるEUのAI法を遵守するためのものです。また、この方針は、AIに関する法的・規制的コンプライアンス要件を検討しているクライアントの指針としても活用できます。

Arendtは間違いなく、デジタルファーストの会社として位置づけています。それは、広く技術革新を受け入れることと密接に関係しています。
Jérôme Bouthors

Jerome Bouthors氏

Arendt社 最高執行責任者(COO)

結論 :イノベーションをリードする

ワークフローにCopilot for Microsoft 365を統合する取り組みは、リーガルサービスの最先端であり続けるというArendt社の強い決意の表れです。この戦略的な動きは、業務効率を向上させるだけでなく、テクノロジー活用の先駆者としての地位を高め、優秀な人材の獲得と維持、クライアントへの最高レベルのサービスの確保を目指すものです。この変革の旅を通じて、Arendt社は、イノベーション、クライアントの信頼、そして法律分野におけるグローバルリーダーシップへのコミットメントを再確認しました。

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