Workrate社、AWSクラウドのモダン化で自社の成長を確信

データセンターにおける24時間365日のオンサイト セキュリティの運営

2003年に設立され、オランダを拠点とするWorkrate社は、EMEA地域全体のデータセンターを保護しています。同社の24時間365日のサービスは、顧客が自社設備を保護し、誰がどのような状況下で立ち入ることができるかという厳しい規制要件に準拠できるように設計されています。

データセンターは非常に機密性の高いインフラストラクチャであり、厳重なオンサイトセキュリティが求められます。Workrate社は設立以来、わずか3人の従業員から2000人の従業員を擁する企業へと成長し、お客様先の約200の拠点で、Workstateと呼ばれるWorkrate社のソフトウェアを使用して、ドア入退室やフロントデスク機能、訪問記録、配達物のチェックインの制御・監視やその他のセキュリティ業務を行っています。現在もWorkrate社は拡大し続けており、年間160万時間以上のセキュリティサービスを提供しています。

Workrate社のソフトウェアシステムは、複数の機能をひとつにまとめた日々の活動報告ツールとして機能します。セキュリティ担当者が日々のセキュリティチェックリストやタスクを記録・閲覧したり、スタッフが出荷物を受け取ったり、完全な会社名簿を提供したり、スタッフが顧客の承認済みゲスト（エンジニアなど）リストにアクセスしたりすることができます。Workrate社は、人事、給与、財務、販売、スタッフ名簿を管理する社内システム、Workmateも運営しています。

クラウドとマネージドサービスの新たな需要

Workrate社は、日々の業務に必要なITシステムをサポートするため、長い間オンプレミスのサーバーに依存していました。「当初は、数か所の顧客の面倒を見るだけでした。」と、Workrateの創業者でCOOの Eelco Wiertsema氏は言います。「日々の業務は、Microsoft Excelのような基本的なツールで管理できていました。しかし、すぐに規模が拡大し、専用のソフトウェアソリューション、WorkstateとWorkmateの両方が必要になりました。」

それは2020年のクラウドへの移行、具体的にはAWSへの移行を意味していました。また、AWSのサービスを維持・管理できるマネージドサービス プロバイダーと提携し、中核事業であるセキュリティに専念できるようにすることを意味していました。

しかし、移行後もWorkrate社のビジネスは拡大を続け、2023年には1億米ドルの売上を見込んでいることから、より高い柔軟性と拡張性へのニーズも高まっていました。結果的に、当時のマネージドサービス プロバイダーが提供できる以上のITサポートとクラウドに関する専門知識を必要としていることが明らかになりました。そこで、クラウドの次のステージに進むための新たなプロバイダーを探し始め、SoftwareOneを選んだのです。

AWS上で新しいモダンな環境を構築する

Workrate社の急拡大をスムーズかつ容易に管理できるサービスプロバイダーと協力することも重要でした。このことはWorkrate社の年間成長率が20％という状況下で、企業ニーズが変化し続ける中、ビジネスを確実にサポートし、成長させる適切なAWSソリューションを特定し、管理することを意味しました。

多くの関係者からSoftwareOneを推薦されました。SoftwareOneは私たちのビジネスを理解しています。彼らはAWSのエキスパートです。

Workrate社 ソフトウェア開発責任者 Jonas Hoving 氏

SoftwareOneは、AWSプレミアティアサービスパートナーおよびAWSマネージドサービスパートナーとしてのAWSサービスに関する深い専門知識を活かし、Workrate社のニーズを評価するためにAWS Well-Architectedレビュー（ AWSの稼働状況の診断・監査サービス ）を実施しました。 AWS上にランディングゾーンとAWS Account Vending Machineを構築し、Workrate社のシステムを新しいAWS環境に移行しました。 Workrate社が現在使用しているサービスには、Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (EKS)、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)があり、拡張性、データ可用性、セキュリティ、パフォーマンスを提供するオブジェクトストレージサービスです。