35%
のTCOを削減し、技術革新への投資資金を確保。
SoftwareOne導入事例
ある非営利の金融協同組合がどのようにAWSとSoftwareOneを利用し、レガシーインフラの頭痛の種を解決し、民間医療機関向けの金融サービスを改善するためにクラウドファーストの変革への扉を開いたかをご覧ください。
ブラジルでは、医療は普遍的な権利です。しかし、公的制度の資金が不足しているため、多くのブラジル人は、ローン、支払いサービス、保険、信用などを金融協同組合に依存している民間の医療提供者に頼っています。
そのような非営利の金融協同組合のひとつは、2億1500万人以上の人口を抱える国で医療を提供する何千もの病院、医師、看護師に重要なライフラインを提供しており、そのためには、高速で安全な最新のシステムが必要となります。また組合員は、患者の支払いを確実に処理し、重要な医療機器や消耗品のための資金に迅速にアクセスできることを知る必要があります。
同組合はすでにAWSのクラウドサービスを一部利用していましたが、多くのアプリケーションは老朽化したオンプレミスのデータセンターに依存しており、これは運用と維持にコストがかかり、企業の成長とサービス向上の妨げとなっていました。そこで同協同組合はSoftwareOneに依頼し、Amazon Web Services(AWS)上に構築されたソリューションに移行することで、システムを最適化する計画を策定しました。
のTCOを削減し、技術革新への投資資金を確保。
の処理に必要なリソースを削減し、アプリケーションの改善をスピードアップ。
ITにかかる時間が1年分短縮され、付加価値の高いサービスに集中できるように。
この非営利協同組合は、ブラジルの大規模で複雑かつ分断化された医療制度において、金融サービスに対する需要の高まりに直面していました。組合員がどこにいても、迅速かつ簡単にサービスを提供できるよう、その能力を向上させたいと考えていました。しかしこれは、到達するのが困難な農村部では特に難しい課題でした。医療機関や医療専門家は、患者に効果的にサービスを提供するために、支払い処理、必需品 の購入、スタッフの給与支払い、クレジットへのアクセスができなければなりません。
オンプレミスのインフラが老朽化しているため、同協同組合は、デジタル決済や独自のオンライン・クレジットカードなど、大手銀行や他の金融機関との競争に対抗できる新しいアプリケーションの導入が難しいと感じていました。 システムの遅延、中断、停止により組合員の満足度は下がっていました。頻繁なダウンタイムにより、職場の生産性や従業員の士気も低下している状況だったのです。さらに、レガシーシステムの維持にはコストがかかり、その費用は増加の一途をたどっていました。
同協同組合は、すでに一部のAWSサービスを利用していましたが、オンプレミスのシステムをAWSクラウドに移行することで、より迅速な技術革新、効率化、そして組合員への新しいサービスの提供をスピードアップできると考えていました。また、ITをモダン化することで、オンライン決済や口座データに関するPCI基準、プライバシー法、その他の規制要件のような厳格なセキュリティ基準への準拠も容易になります。
こうした目標を念頭に、同協同組合はオンプレミスのデータセンターからクラウドへの移行方法についてのアドバイス、および、移行計画と実行のための管理・運用サポートも含めてSoftwareOneに支援を求めました。
SoftwareOneは、クラウド移行に関する豊富な経験と多くの非営利団体への導入経験をもとに、協同組合のIT環境とコストを分析し、移行の準備状況を評価し、協力してモダン化のケースを構築しました。詳細な移行戦略を策定した後、SoftwareOneは段階的に移行作業を進め、すべての段階でパフォーマンスと結果をテストしました。
同組合のニーズに基づき、SoftwareOneはSimple for AWSサービスを展開し、IT環境を理解しAWSを使用して最適化するためのいくつかのプロジェクトを実施しました:
このようにして、当組合のAWSへの移行作業の第一段階は現在、完了しています。第二段階である「本番環境のクラウドへの移行」はまだ進行中です。この段階の作業には、単純にリフト&シフトでAWSに移行できなかった開発環境のアプリケーションのリプラットフォームやリファクタリングも含まれることになります。
AWSクラウドサービスの専門家がご支援いたします。
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SoftwareOneのクラウドアセスメントを利用することで、この協同組合はオンプレミスのデータセンターからAWSへのリフト&シフト移行により、コストを35%削減することができました。また、削減したコストで、同企業は組合員に直接利益をもたらすイノベーションにより多くの投資ができるようになりました。例えば、新しいデジタル金融サービスによって、医療従事者は臨床研究、研究プロジェクト、患者の健康を改善するその他のプログラムを容易に立ち上げることができ、その結果、顧客体験が向上し、また協同組合の組合員のロイヤリティも高まることになります。
SoftwareOneの協同組合向けロードマップは、600台以上のサーバー、100台のプラットフォーム、30台のデータベースサーバー、200以上のマイクロサービスをカバーする3年間のクラウド・モダン化プログラムのアウトラインを示したものです。アプリケーションと関連する業務システムを最初に移行することで、SoftwareOne と協同組合は、プロセスの開始時において、当非営利団体の最大の課題の 1 つに効果的に取り組み、顧客サービスとチームのモラル向上を実現しました。AWSクラウドに移行したことで、同協同組合は、医療分野における強化されたセキュリティ基準、およびデータ保護基準に、従来より簡単に準拠できるようになりました。
同組合のITチームは、日々のメンテナンスとモニタリングに費やす時間を削減し、年間約400時間を付加価値を生むタスクやイノベーションに費やすことができるようになりました。さらにそのチームは従来の半分の時間でアプリケーションを最適化できるようになり、アプリケーションで使用するメモリと処理能力は30%削減されました。また、同組合の開発者も以前より30~35%速く開発作業を行えるようになりました。そしてその組合は、変化する組合員のニーズを満たすソリューションを提供するために、より迅速に対応することができるようになっています。
老朽化したオンプレミスのインフラを維持する必要性がなくなり、同協同組合はデジタルトランスフォーメーションの目標達成に向けて順調に進んでいます。新しいアプリケーションも数日ではなく数時間で 提供できるようになりました。システムの総所有コストを削減し、アプリケーションを最適化し、リソース消費も削減しました。そしてITチームの生産性は大幅に向上。同協同組合の数千人の組合員は、以前よりも迅速かつ確実にデジタル金融サービスにアクセスできるようになりました。 そして最終的にこれらの改善は、民間医療提供者に依存するブラジル全土の、何百万人もの人々の福利向上に役立っています。
こちらのフォームに必要事項をご記入のうえ、お問合せ下さい。近日中にご回答いたします。
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