SoftwareOne導入事例
Unilever社のBIアプリケーションにAzureがパフォーマンスの柔軟性を提供
Unilever社がオンデマンドでBIアプリを活用し、コスト削減を実現
世界的に有名な消費財メーカーであるUnilever社は、現在400以上のブランドを管理し、その製品は190カ国で販売されています。このような多様なポートフォリオを、最適な方法で地域市場に展開することが、大きな課題となっています。Unilever社のビジネス インテリジェンス(BI)アプリケーションは、プロモーションやコマーシャル アクションを正確に計画するために使用されています。パフォーマンスを向上させるために、Unilever社はオンプレミスのデータウェアハウスをMicrosoft Azureに移行することを決定しました。Azureへの移行により、Unilever社はビジネス インテリジェンス アプリケーションをオンデマンドで活用するために必要な柔軟性、拡張性を得て、納期にも間に合うようになり、競合他社をリードすることができるようになりました。
- お客様
- Unilever
- 業界
- 消費財
- サービス
- Microsoft Azure IaaS、設計・導入、トレーニング、災害復旧手順、サポート
- 国
- ベルギー
Microsoft Azure Infrastructure as a Service (IaaS)は、我々が必要とする柔軟性、拡張性、そして納期に間に合うパフォーマンスを提供してくれます。Azureは、数字を扱うマシンが実際に稼働している時間しかコストがかかりません。ITインフラはUnilever Belgium社のコアビジネスではありませんので、SoftwareOneとの提携を決めました。
Sven Lenaerts氏
Unilever Belgium カスタマーデベロップメント プロジェクトマネージャー
お客様について
Unilever社は、お客様の健康と豊かさを向上させる消費財を販売するグローバル企業です。リプトン、クノール、ダヴ、アックスなどのグローバルブランドが製造する食品、飲料、パーソナルケア製品、家庭用品などのUnilever製品を、世界の25億人が毎日使用しています。Unilever社は、持続可能な生活を当たり前にするという野心的なビジョンを持っています。Unilever社のベルギーオフィスはブリュッセルの中心部にあり、約800人の従業員が働いています。同社では、毎日大量のデータを収集しており、これには終業時の処理サービスが必要です。そのため、ITインフラには非常に柔軟性が求められます。
課題
Unilever 社の様々な製品を、最適な方法で地域の市場に投入することは、大きな課題です。Unilever 社のビジネス インテリジェンス アプリケーションは、プロモーションやコマーシャル アクションを正確に計画するために使用されています。
このシステムは、SQL Serverをベースにしたデータウェアハウスを中核に構成されています。このシステムを更新してパフォーマンスを向上させることは、Unilever社が競合他社より優位に立つためには非常に重要なことでした。
カスタマー開発部門のプロジェクトマネージャーであるSven Lenaerts氏はこう述べます。「Unilever のビジネス インテリジェン スシステムは、通常、毎日数時間以内に高性能マシンで処理する必要のある大規模なデータワークロードを処理しています。」
ソリューション
導入したシステムには、パフォーマンス面での柔軟性が求められていました。 Lenaerts氏「Microsoft Azure Infrastructure as a Service(IaaS)は、我々が必要とする柔軟性、拡張性、納期に間に合わせるパフォーマンスを提供してくれます。Azureは、数値計算マシンが実際に稼働している時間分だけ請求してくれます」と述べています。
このIaaSソリューションは、従来のオンプレミス型ソリューションよりも意欲的なものであるため、導入にあたっては、アーキテクチャ、開発、管理の手順を見直す必要がありました。Unilever社とSoftwareOneの間には強固な関係があり、当社はこの困難なプロジェクトの要件をすべて満たしていたため、パートナーシップが生まれました。
成果
データサイエンティストであったSven Lenaerts氏は、ITインフラストラクチャの管理に関する専門知識をほとんど持っていませんでした。しかし今では、ITインフラストラクチャの専門家の助けを借りずに、Unilever社のビジネス インテリジェンス アプリケーションのパフォーマンスを自分のニーズに合わせることができるようになっています。
Unilever社は、オンデマンドでプロセスを実行したいという要求に応じて、仮想マシンを素早くアクティベートできるAzureテクノロジーを活用しています。その結果、Unilever社は、オンプレミス型のアーキテクチャで発生するコストよりも、サービスの消費コストをはるかに低く抑えることができました。
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