SoftwareOne Corporate NewsStans, Switzerland□第53条に基づく臨時発表のみ
SoftwareOne、Raphael Erb (ラファエル・エルプ) をCEOに任命、また財務ガイダンスを修正
ソフトウェアとクラウドソリューションのリーディング グローバル プロバイダであるSoftwareOne Holding AGは、Raphael Erb (ラファエル・エルプ) を新CEOに任命することを発表しました。また現在の取引に関する最新情報と財務ガイダンスの改訂を発表しました。
- Raphael Erbは取締役会により2024年11月1日付でCEOに任命され、米国で新たな機会を得ることを決めた Brian Duffy (ブライアン・ダフィー)の後任として就任致します。
- 2024年第3四半期の業績は、ベンダーのインセンティブ制度の変更、市場開拓戦略に伴う営業面での課題、および投資抑制的な市場環境により、予想を下回る結果となりました。
- 2024年通期見通しについては、恒常為替レートベースで売上高成長率2~5%(修正前:7~9%)、調整後EBITDA利益率21~23%(同24.5~25.5%)に修正、また2026年目標についても、恒常為替レートベースで売上高成長率2桁(修正前:10%台半ば)、調整後EBITDA利益率を27%(同28%)に近づける旨の内容に修正しました。
- 株式非公開化の可能性については関係者と協議中となります。
Raphael Erb (ラファエル・エルプ) が新CEOに就任
ラファエル・エルプは、SoftwareOneにおいて25年以上にわたる長いキャリアを持ち、成功を収めてきました。直近では、2024年7月1日付で最高収益責任者(CRO)兼執行役員に就任しました。現職に就く前は、2019年からSoftwareOneの最も急成長している地域であるアジア太平洋地域のプレジデントを務めていました。それ以前は、ドイツ語圏市場のサービス事業責任者、スイスとシンガポールのカントリーリーダーなどを歴任しました。彼は1980年生まれでスイス国籍を持っており、現在シンガポールに在住しています。
ラファエル・エルプは、2023年5月にCEOとしてSoftwareOneに入社したブライアン・ダフィーの後任として、2024年11月1日から新たな職務に就任します。両エグゼクティブボードの緊密な協力関係により、円滑な引継ぎがなされることでしょう。
SoftwareOneの取締役会長であるダニエル・フォン・シュトッカーは、「ラファエルが優秀なるCEO後継者として社内から迎えられたことを非常に嬉しく思います。 SoftwareOneでの長年の経験と、当社の顧客と業界に対する深い理解を持つ彼は、会社を率いて二桁成長を回復させるのにふさわしいと考えており、今後、彼とさらに緊密に協力していくことを楽しみにしています。また、取締役会を代表し、今まで当社のCEOを務めて頂いたブライアンにも感謝するとともに、今後の活躍を祈念致します。」と述べています。
そしてSoftwareOneのCEOを退任するブライアン・ダフィーは次のように語りました。「従業員、チャネル、ハイパースケーラ パートナー、顧客との深い関係を育みながら、組織を率いて当社の市場開拓戦略を開始できたことを光栄に思います。」
SoftwareOneの次期最高経営責任者(CEO)に就任するラファエル・エルプは、次のように述べています。「私を信頼してくださった取締役会に感謝するとともに、CEOとしての新たな役割を非常に楽しみにしています。」「私はSoftwareOneの強みと能力に絶対的な自信を持っており、企業がクラウドとAIを採用し続ける中で、大きな市場機会があると考えています。しかし、最近の不本意な業績が明確に示しているように、私たちには迅速かつ果敢に対処すべき分野があります。顧客重視の姿勢を強化し、最前線で働く従業員の能力を高め、ビジネスモデルを改善することで、SoftwareOneを再び成長軌道に乗せることができると確信しています」。
現在の取引状況および財務見通しに関する最新情報
SoftwareOneの 2024 年第 3 四半期の業績全般は、自社および市場の期待を下回りました。売上高は恒常為替レートベースで前年同期比3.1%増、報告通貨ベースでは同1.4%増の2億3,670万スイスフランとなりました。調整後EBITDAは3,920万スイスフラン、利益率は16.6%と、予想を下回る成長を反映して前年同期比で4ポイント低下しました。
APAC地域の売上高は前年同期比24.3%増と、当四半期も好調な伸びを示しました。同社の最大市場であるDACHの売上高は、多数の大口顧客の獲得に支えられ、前年同期比11.3%増となりましたが、その他のEMEA、NORAM、LATAMでは減収となりました。この業績不振は、いくつかの要因によるものでした。つまり特定のベンダーのインセンティブが引き下げられたものの、上半期のように2024年第3四半期に新たなインセンティブで補うことはできなかったことが挙げられます。加えて、2024 年半ばに前倒しで実施された 市場開拓戦略の転換により、特にNORAM市場において営業活動の中断と実行上の問題が発生しました。最後に、一部の主要市場では投資に対する慎重な機運が鮮明になっており、これは2024年第4四半期まで続くと予想されます。
こうした厳しい状況に対応するため、影響を受ける地域が新たな改善策に速やかに適応できるよう、断固たる措置が取られており、残りの市場への展開計画についても、段階的なアプローチをとりながら進めるよう調整されています。
コスト削減策は2024年第3四半期から導入されており、効率性を高め、現在の環境にコストを合わせることを意図しており、企業間接費の削減を含めて5,000万スイスフラン以上の削減を目標としています。
2024年第3四半期の業績と第4四半期の見通しの結果、SoftwareOneの2024年通期見通しは以下のように修正されました:
- 恒常為替レートベースでは、グループ全体で 2-5%の増収(修正前:7-9%)
- 調整後EBITDAマージンは売上高の21~23%(同24.5~25.5%)
- 配当性向は調整後利益の30~50%(変更なし)
最近の状況を踏まえ、2026年の目標は、恒常為替レートベースで2桁の増収(修正前:10%台半ば)、調整後EBITDA利益率は27%(同28%)に近づく、と修正されました。
SoftwareOneは予定通り、2024年第3四半期決算を11月13日に発表の予定です。
非公開化の可能性について継続協議中
取締役会は、当社の非公開化の可能性に関する話し合いは進んでいるが、現在我々が置かれている事業環境を考慮すると依然として厳しい状況にあることを改めて表明しました。
SoftwareOneについて
SoftwareOneは、企業がクラウド上であらゆるものを構築、購入、管理する方法を革新する、世界有数のソフトウェアおよびクラウド・ソリューション・プロバイダーです。 またSoftwareOneは、お客様のワークロードとアプリケーションの移行とモダン化をご支援すると同時に、結果として生じるソフトウェアとクラウドの変更をナビゲートし最適化することで、テクノロジーの価値を最大限に引き出します。 当社の約9,300人の従業員は、60カ国以上にて約7,500のソフトウェア・ブランド製品およびクラウドソリューションを提供しており、スイスに本社を置くSoftwareOneの株式(SWON)は、スイス証券取引所(SIX)に上場しています。 詳細については、 www.softwareone.com/ja-jp をご覧ください。
SoftwareOne Holding AG, Riedenmatt 4, CH-6370 Stans
将来見通しに関する注意事項
本メディアリリースには、当社グループの将来の事業、開発、経済的業績に関する一定の将来予測に関する記述が含まれている場合があります。このような記述は、不可抗力、競争上の圧力、法律や規制の動向、世界的、マクロ経済的、政治的動向、収益を上げ、事業を管理するために必要な従業員を惹きつけ、維持する当社グループの能力など(ただし必ずしもこれらに限定されない)、多くのリスク、不確実性、その他の重要な要因の影響を受ける可能性があります。通貨為替レートおよび一般的な財務市況の変動、会計基準または方針の変更、当局からの承認取得の遅延または不能、技術開発、訴訟、または不利な宣伝および報道の変動により実際の展開および結果が本メディアリリースに記載された内容と大きく異なる可能性があります。SoftwareOneは、新たな情報、将来の出来事、またはその他によりもたらされた結果に関わらず、将来の見通しに関する記述を更新または変更する義務を負いません。
お問い合わせ
- Anna Engvall
Head of Investor RelationsNeue Winterthurerstrasse 82
8304 Wallisellen
Switzerlandanna.engvall@softwareone.com
+41 44 832 41 37 - Jodi Sorensen
Global SVP Corporate Communicationsjodi.sorensen@softwareone.com
+1 201 294 5358 - FGS Globalpress.softwareone@fgsglobal.com
+41 44 5621499