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Migration Acceleration ProgramでAWSに移行する

A man in a blue suit smiling for the camera.
Ron VermeulenGlobal Product Manager
An aerial view of a green field with a road in the middle.

企業がクラウドに移行する理由はさまざまです。老朽化したデータセンターを閉鎖する必要があるからかもしれませんし、あるいは、自社内で開発・維持するにはあまりに高価かつ高度な新機能を求めているためかもしれません。理由がどうであれ、移行を計画する前に解決しなければいけない次の課題があります。

どのクラウドサービスが自社のニーズに合っているのか?

SoftwareOneは、ベンダーに中立的な立場をとっています。しかし、当社はAmazon Web Services (AWS)、Google Cloud、Microsoft Azureのハイパースケーラー3社すべてと密接に連携しているため、それぞれが提供するメリット、資金サポート、その他のプログラムについて深く理解しています。本ブログでは、AWSへの移行を決めた場合に期待できることをお話しいたします。

Migration Acceleration Programで始める

AWSには、企業のクラウド移行を支援するための確立された方法論である、Migration Acceleration Program(MAP)があります。これは、移行プロセスを3つのステップに分けるものとなります:

  1. Assess(評価)
  2. Mobilise(移行計画・立案)
  3. Migrate and Modernise(移行とモダン化)

当社は、AWSのパートナーとして、これらの各ステップを通してお客様を導き、お客様のクラウド移行を可能な限り効果的でコスト効率の高いものにする方法を熟知しています。

Assessフェーズの目標は、移行のための詳細なビジネスケースを策定することです。 当社はお客様と協力して、ビジネスドライバー(解決すべき課題)、人材採用およびトレーニングコスト、廃止コスト、ツールコスト、サンクコスト(埋没費用)を定義し、最長5年間の総所有コスト(TCO)の正確な見通しを立てます。 この段階で重要なのは、最適化とライセンス評価(OLA)です。

最適化およびライセンス評価(OLA)から分かることとは

OLAのゴールは、既存のワークロードをAWSに移行した場合のTCOがどうなるかというハイレベルな見通しを含む、移行のための最初のビジネスケースを策定することです。当社は、お客様の現在のオンプレミス環境とMicrosoftライセンスの状況を理解するために、30日間の簡単な自動化されたディスカバリープロセスから始めます。

この情報をもとに、AWSのTCOに関するハイレベルな評価と、既存のライセンスの使用方法に関する推奨事項を提供いたします。TCO情報は、2つのMAP資金調達プログラム、つまり、 MAP LiteまたはMAP Largeのいずれかに該当するかどうかを理解するのに役立ちます。

100台以上のサーバーをお持ちのお客様の場合、OLAはAWSの資金によって賄われ、お客様には費用はかかりません。

お客様に適した「R」を選択する

次に Mobiliseフェーズです。ここでは、移行のための基本的な着地点をどのように設定するかなど、AWS への移行のための明確なプランを提供いたします。これには、いわゆる10の「R」のうちどれが最も適しているかを考慮し、オンプレミスの各アプリケーションの優先順位を確立することが含まれます。

そのアプリケーションは、単純なリホスト(リフト&シフト)、つまり最小限の変更でクラウドに直接移行できるものなのでしょうか?それとも、自動マイグレーションであるリプラットフォームか、またはクラウドインフラストラクチャ用にアプリケーションを調整するためのコード変更を伴うリプラットフォームのどちらかが、より良い選択肢なのでしょうか?他にも、リファクタリング(大幅な変更を伴う移行)、リライセンス、リテイン、リタイアなどが考えられます。

移行を成功させるには、適切な「R」を選択することが重要です。例えば、リフト&シフトは必ずしもクラウドのすべての価値をもたらすとは限らず、初期のインフラストラクチャがどのようなものかにもよりますが、結果的に高くつく場合もあります。また、リホストとリロケーションは比較的簡単ですぐに完了しますが、リプラットフォームとリファクタリングはより多くの労力を必要とします。SoftwareOneは、お客様のアプリケーションの状況を評価し、リライセンスを含む7つの「R」すべてを慎重に検討し、お客様のニーズに沿った最適なモデルを提供いたします。

クラウド導入への道のりを最適化する7つの戦略

移行計画・立案のフェーズでも、AWSは資金調達の支援を提供し、即座の割引または将来のAWS使用量に対するクレジットとして、関連コストの最大50%をカバーします。

最終的に移行するワークロードの規模によっては、さらに15%(MAP Lite)または25%(MAP Large)のAWS消費量割引が適用される可能性もあります。移行後は、自動化を進めることでインフラストラクチャ管理の大幅な効率化が期待でき、今後のコスト削減にもつながります。

出版・科学研究機関の導入事例:どのようにAWSに移行したのか

ある出版・科学研究機関は、長い間オンプレミスのデータセンターに依存していましたが、そのインフラストラクチャは、時が経つにつれて、時代遅れのオペレーティングシステム、コード、ハードウェア、期限切れ間近のサポート契約など、多くの技術的負債を抱えていました。 そのため、デジタルサービスやイノベーションに対するユーザーの期待に応えることがますます難しくなっていました。

そんな中、同社はSoftwareOneと協力して、AWSへの移行を決定し、移行を最適化するためにクラウドセンターオブエクセレンスを設立しました。 同時に、当社のチームはAWSへの移行のためのランディングゾーン(スケーラブルで安全なマルチアカウント AWS 環境。組織がセキュリティとインフラストラクチャ環境に自信を持って、ワークロードとアプリケーションを迅速に起動してデプロイするための出発点。)を構築し、「Continuous Integration(継続的インテグレーション)/ Continuous Delivery(継続的デリバリー」(CI/CD))のためのパイプラインを加速するソリューションを開発しました。

AWSのMAPプログラムを使用して、当社チームは、移行中のビジネスの変化を管理するための計画とともに、移行のための詳細なビジネスケースを作成しました。 また、複数のプロジェクトにおいてビジネスを中断させることなく短期間で成功裏に完了できるよう、「Migration Factory」哲学を採用しました。 移行は2段階で行われ、企業のワークロードが最初に移行され、次にパブリッシュのワークロードが移行されました。

移行完了後、同社のITメンテナンス需要は以前より大幅に減少しました。 AWSへの移行によるインフラストラクチャ コストの平均削減率は31%で、これは運用コストの削減に貢献しているだけでなく、お客様企業のITチームにとってもサービスの革新と最適化に集中できる時間を確保することにもつながっています。 当社は、お客様企業の業務システムがコンプライアンスに準拠し、安全で、継続的に改善されるように監視・管理することで、ビジネスを支援し続けています。

継続的な最適化の道のり

SoftwareOneのアドバイスを基に、MAPを使用してAWSに移行する大きな利点があります。それは継続的なビジネスの改善や向上につながるということです。

SoftwareOneのルーツはライセンシングの最適化にあります。当社は豊富な経験を活かし、お客様がアプリケーションを最新かつ効果的に維持しながら、必要以上の料金を支払わなくて済むようにご支援いたします。 さらに、 当社は自動化やサーバーレスワークロード、マネージドサービス、アプリケーションのモダン化、クラウドの費用と消費を最適化するFinOpsなど、他の多くの分野においても幅広い専門知識を持っています。 また、7つの「R」をすべて実行できるのも当社の特徴で、これを実行できる企業は他にほとんどありません。

クラウド移行と導入の専門家によるガイダンスをご覧ください。

Software one and amazon web services.
A close up of a pink and blue flower.

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クラウドの専門家がご支援いたします。お気軽にお問い合わせください。

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